【野菜ソムリエ厳選】初夏にオススメの旬な野菜

【野菜ソムリエ厳選】初夏にオススメの旬な野菜
日差しも一層強くなり、じめじめとした初夏に差し掛かってきました。そんな体が疲れやすい初夏にオススメの旬な野菜をご紹介します。

【葉物野菜】
・モロヘイヤ(アオイ科)
美容と健康に良い成分がたっぷり含まれており、野菜の中でも時に栄養価が高いです。得に抗酸化作用・免疫増強作用のあるβカロテンは、緑黄色野菜のなかでトップククラスに含まれております。また、ビタミンも、A、C、B1、B2と豊富に含まれており、食欲が落ちやすいこれからの時期にぴったりです。さらにビタミンAとCは美容にも効果があり、乾燥・肌荒れ・日焼け・しわなどが気になる方に、是非オススメしたいですね。

・大葉(シソ科)
年間を通してスーパーで見かけるようになりましたが、本来の旬は5月~9月です。大葉は他の野菜に比べて、ビタミンB群や若返りのビタミンとも言われるビタミンEを豊富に含んでおり、薬味としてだけでなく、積極的に食べたい食材です。また、大葉独特な香りの正体であるペリルアルデヒドは、腸内環境の改善に役立つのではと近年注目され始めています。

【果実野菜】
・ズッキーニ(ウリ科)
見た目はきゅうりとよく似た野菜ですが、かぼちゃの仲間であり、栄養価が少々異なります。βカロテン・ビタミンKの含有量はほぼ同じですが、ビタミンC・カリウムは1.5倍も含まれています。また、ビタミンB群も豊富に含んでおり、代謝を促進して、アンチエイジングも期待出来ます

・パプリカ(ナス科)
ピーマンとよく似た野菜で、オランダ語ではパプリカはピーマンのことを意味するくらいほぼ同じ品種です。その違いは収穫時期にあり、より熟したものがパプリカやカラーピーマン、緑色の状態で収穫するのがピーマンと呼ばれます。しかし中身は大きく異なり、パプリカには、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、葉酸がピーマンの2倍以上も含まれており、それを知ってしまったらパプリカの方を食べたくなるかもしれませんね。

・トマト(ナス科)
一般的に真夏が旬だというイメージがあるかもしれませんが、初夏や初秋など、盛夏の前後が最も適しています。βカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、Eなどが含まれており、「トマトが赤くなると医者が青くなる」とたとえられるほど。うま味成分(グルタミン酸など)も豊富に含まれているため、ヨーロッパでは日本で言う「出汁」のような位置づけでも活躍している野菜です。また、高い抗酸化作用を持ったリコピンも豊富ですね。リコピンは油に溶けやすいため、加熱してスープやソースにすると吸収率が高まります。

【その他の野菜】
・グリーンアスパラガス(ユリ科またはキジカクシ科)
サラダや炒め物にしても食べ応えのあるアスパラガスですが、ゆでてもほとんど栄養成分が流失しない特徴があります。また、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸が新陳代謝を促し、疲労回復やスタミナ増強に効果があると言われています。

・さやえんどう(マメ科)
鞘豆類のほとんどは春から初夏が旬です。その中でも、さやえんどうの若く生でも食べられるものには、ビタミンC・Kが豊富に含まれています。爽やかな香りとほんのりとした甘みがあり、サラダや煮物などに彩りやアクセントを加えるのにピッタリの食材です。

【最後に】
初夏という季節の変わり目は、「今日はどんな服を着ようか」と思い悩むことと同じように、野菜も春野菜、夏野菜が入り混じった時期になっています。野菜の分類で言えば、春野菜に多いアブラナ科から、夏野菜に多いウリ科やナス科に移ろいで行く感じで、カリウムや水分量が多い野菜が増えていきます。
旬の野菜はハウス栽培で育てられた野菜と比べ、栄養価が高く、価格も安いことが一般的です。また、ハウス栽培のように重油を使わず、外国産と比べて輸送コストも低い露地栽培は、エネルギー効率の観点で見ても利点があると言えるでしょう。生産コストが安く、体にも家計にも、地球にも優しい「三方良し」の地場野菜を、是非召し上がってみてください。

渡邉 健次
心と体を健やかに保つ食生活について講義している。野菜ソムリエ、カラアゲニスト。ITエンジニアとして厳しい勤労環境で働きながら、体調を崩しやすい人とそれでも元気な人を見て、食事の関連性に気付く。食餌療法を学ぶ一方、運動や瞑想の重要性にも気付き、実践してきた。中でも得意なのは、食、発酵、珈琲。