ネガティブ思考が睡眠の質を下げる【解説動画あり】

皆さんは普段ポジティブなほうですか?ネガティブなほうですか?聞かれてみてはじめて意識する方も多いと思いますが、実はこの無意識にポジティブな思考をしているのか、ネガティブな思考をしているのかが、睡眠の質に大きな影響を与えることがわかりました。


■中京大学312人の実験
中京大学は、2010年に学生312人を対象に、睡眠の質を下げる理由を研究しました。その結果、2つの因子が睡眠の質に大きな影響を与えると判明しました。1つは「ネガティブな思考を繰り返し行う頻度」、そしてもう1つは「自分の思考をどれだけコントロール出来ているか」でした。つまり、ネガティブな思考を無意識的に繰り返す人は、特に睡眠の質が下がりやすいのです。


■「ネガティブな思考を繰り返し行う」とは?
皆さんも一度は経験があると思います。「恋人に振られて、四六時中悲しい気持ちに浸っている」「受験や仕事で失敗して、あの時こうしておけばと何度も後悔する」「ふとした時に出来ない自分を責めたり、他人と比べて自分を卑下してしまう」・・・これがネガティブな思考を繰り返し行うの一例です。今日1日を振り返ってみても、ポジティブな考えよりもこういったネガティブな思考を繰り返し行っていませんでしたでしょうか?


■皆さんは自分の思考をコントロールできていますか?
また、やめようとわかってはいても、ついついネガティブな思考をしてしまうことも多いと思います。特に夜暗くなっただけでも、不意に将来に対する漠然とした不安を感じたり、友達や恋人に対する不安や怒りを覚えたり、明日のプレゼンやテストに対する緊張や恐れが出たり・・・一度こういった感情に浸ると、自分で抜け出すことが出来ない、といった方も多いはずです。


■睡眠の質を上げるには?
睡眠前にネガティブな思考に陥ってしまうがために、睡眠の質までも落ちてしまうわけです。つまり、睡眠の前に思考自体に落ちらないようにすると、睡眠の質は以前より上がるはずです。寝る前に考えや不安が浮かんで寝にくい方は、まずはこちらの「ボディースキャン瞑想」を聞き流しながら寝てみてはいかがでしょうか?