普段の暮らしに薬膳がある「台湾」
こんにちは。
暖かい日差しが溢れる日もあれば、冬に逆戻りしたような日もあり。
桜の開花は過ぎたものの、まだまだ油断大敵な季節です。
さて、先日台湾へ行ってまいりました。
台湾にはもう10回ほど行っているのですが、行くたびに街の中に薬膳が浸透していることを感じさせられます。
日本でいうと、薬膳料理は高価だったり、不思議な食材が使われている(日本人にとっては)イメージだったり、香りがきつかったり…どことなく苦手意識を持っている方も多いことでしょう。特に男性は・・・!
台湾にもファーストフードチェーンはたくさんありますし、若い方は洋食志向とか。
でも、ふっと立ち寄ったり、ひとりごはんをするときに行くお店には、昔ながらの味があったりします。
たとえば、こんなおかゆ。
シンプルなのだけど、飽きのこない、きちんとした薬膳のおかゆ。
お腹を温め、活力を生み出してくれるおかゆです。
また、朝ごはんとして有名な豆漿。
温かい豆乳スープをゆっくり流し込むと、よしやるぞー!という気持ちが湧いてきます。
現代の生活では、一口目の美味しさのために、味が濃くなっていたり、インパクトを強くすることで支持を得ている食べ物も多いですが、それをたくさん食べることはできません。
台湾の食べ物は、一口目の味は薄いかな…?と思うくらい。
けれども、じんわりじんわり味が染みこんできます。
それは昔ながらの薬膳の味。
しっかり最後まで食べきる、スープなどにも様々な栄養が含まれているから、きちんと食べてほしい。
そんな願いがこもっているような気がします。
市場へ行けば、あれもこれも薬膳の素材。
しかも安く手に入りますね。
こんなに薬膳が身近にある生活をしていたら、たくさんレシピができるだろうなーーーと思いました^^
(でも台湾人の友人に言わせると、安くておいしいものがたくさん売っているので、あまり作らないとのこと)
みなさんも、台湾旅行へ行かれたら、ぜひ街の薬膳を味わってみてくださいね!