頑張り過ぎな身体には…
初夏といってもいいような陽気の日が増えて来ました。
と同時に、梅雨の足音も聞こえたり。
この時期、胃腸のトラブルや、なんとなくの不調を訴える方が増えています。
夏至に向かって、陽気はぐんぐんと上昇。
私たちは、心身ともに「がんばらなきゃ」という気持ちになります。
新しい学校で、みんなになじもうと頑張ったり、仕事で認められたくて頑張ったり。
常に気を張っている=身体の中に弱気にならないよう、バリアを張っている?!ような状態です。
陰陽五行のお話を聞いたことがある方は、「肝は気を主る」ということが頭に浮かぶでしょう。
そして、肝の気が弱まると、脾胃をいじめてしまうこともお分かりではないかと思います。
たくさん気を使って、消耗尽くした時、そのとばっちりは脾胃、すなわち胃腸に出てきます。
ですから、なんだか消化が悪かったり、胃の違和感、もたれ、食欲不振などが、今の季節に多い…というのも、合点が行く話です。
脾胃が好きな味は、「甘」。
これはお砂糖の甘さではなく、甘みのある食べ物、と捉えてください。
たとえば、根菜類は、蒸すと優しい甘みが出てくるし、雑穀も噛めば噛むほど甘みが出てきます。
そういうものは、胃腸を優しく労る働きを持っているんです。
疲れたときは、ほっこりした根菜で自分をケア。
力を取り戻しましょうね!