気・血・水を整える金針菜

金針菜は、ユリ科ホンカンゾウのつぼみの部分です。

日本ではなかなか一般的に見かけることができない乾物ですが、中華食材店などで見かけることもあるかもしれません。ただし、茶色い切り干し大根のような感じが多いかも。(写真は台湾の問屋街で買ったもので、きれいなオレンジ色です♪)
金針菜は、漢方において大変重要視されている気血水の巡りをよくすると言われています。
気血水は、人間の体を構成する要素ですから、これが滞ることによって、気分が優れなかったり、元気がなかったり、心身ともにパワーがない感じになってしまいます。夏バテも、このようなバランスの崩れが原因になったりするのかもしれません。
五性は「涼」ですから、体の熱を冷ましてくれます。熱を冷まし、余分な水分を取ってくれるので、下半身が重だるい、むくむなどの自覚がある場合は、ぜひ食事に取り入れていただきたいですね。
さらに、鉄分がほうれんそうの20倍とも言われていますので、女性の味方ですね!月経痛など、女性にとって悩ましい症状にもおすすめしたいものです。
乾物なので、水で30分ほど戻すと柔らかくなります。芯の部分を取り除いて、スープ類に入れると美味しく食べられるでしょう。ほうれんそうと合わせると、最強のコンビかも?!
ぜひお試しください。