肺を潤す!ゆりね

お肌の乾燥が気になる季節になってきました。
気をつけていても、なんだか肌がカサつく、芯から潤っていない…そういえば時々咳も出て…
なんていうことはありませんか?風邪でもない時期に咳だけ出ることもよくありますよね。
今日の食材はゆりねです。
お正月のおせち料理でしか食べたことないという方が多いかもしれませんが、薬膳ではゆりねをとてもいい食材として位置づけており、乾燥させたものを常備し、使うことがよくあります。

五味は甘、五性は微寒 帰経は心と肺です。
潤肺止咳、すなわち肺を潤し、咳を止める。
清心安神 すなわち、心の熱を鎮め、精神を安定させる。
微寒ですので、寒気を感じているような場合ではなく、慢性の咳が鎮まらないとき、イライラが収まらず、不眠になりがちな時などにオススメです。また、五行で肺は肌と深い結び付きを持っていますので、肌の乾燥が気になる時にも摂ってほしい食材です。
ただ、どう料理したらいいかわからない!という方も多いでしょう。
ゆりねは、簡単に柔らかくなりますので、蒸したりおかゆに入れたり(煮込みすぎると溶けてしまいます)、スープの具などにもいいでしょうね。私は塩を少し振って、蒸したものにねぎ味噌などをつけて食べるのが好きです。デザートにもできるようで、はちみつと合わせる食べ方もあるそうです。
スーパーでも、お正月近くになると手に入りやすくなりますので、ぜひお試し下さいね。