イライラ解消にも!冬が旬のかき

寒さが本格的になってきましたね。そろそろ厚手のコートも着心地が良くなる季節です。
最近、冬が旬の「かき」をよく見かけるようになりました。
レストランでも、生牡蠣やカキフライなど、様々な料理が並べられていますね!

五味は甘、鹹 五性は平、帰経は肝と心です。
一般的にかきといいますと、鉄分が多くて栄養価が高いというのが有名ですが、心と肝というところに作用しますので、精神的な疲れやイライラ、ストレス不眠など、精神に関わる不調にも効能があると言われています。
肝の守備範囲である「血」にも作用しますので、蔵血(体を正常に維持するために必要な血を確保する)というところにも着目したいところです。
また、あまり馴染みがないかもしれませんが、実はかきには腫れ物にも効果があると言われています。牡蠣の殻は「牡蛎(ぼれい)」と呼ばれ、腫れ物を始め、上記の効能を生み出す働きがあるため、漢方薬にも使われています。
薬膳では似類補類といい、悪いところがある場合は、それと同じものを食すればよいという考えがあります。
たとえば、イボや吹き出物ならハトムギ、貧血には肝臓(レバー)。かきもなんとなく、腫れ物に似ている気がしますね?!(余談です^^;)
鍋物やフライなど、たくさん楽しみ方がありますから、上手に食べて、疲労回復に役立ててくださいね!