体の冷えは「心」から。メンタルから見る冷えの原因とは

冷えは万病の元と言われます。では、冷えの原因は何でしょうか。実は、体の冷えは、心の乱れと深く関係しています。心の乱れが、冷えを招くのです。

「心」から始まる悪循環

心のアンバランスが体を冷やし、冷えの状態が続くと病気を呼びます。病気になると気持ちも滅入ってきます。すると、体が冷えるような不健康な生活をしたくなります。これぞまさに悪循環です。

健康になるためには、この悪循環をどこかで断たなければなりません。まずは、ご自分のメンタル面に注目してみましょう。

自分本位になってない?

現代を生きる私たちがつい陥りやすいのが、「何事も自分の思い通りにしたい」という自分本位の心理状態です。

物事が自分の思い通りにならないことがあるというのは、自然の摂理です。それなのに、自分本意な気持ちでいると、思い通りならない現実に対してイライラ、クヨクヨ、ハラハラすることになります。感情が波立てば当然頭に血が昇ることになります。そうすると足もとが冷えて、血管が縮みます。血液の流れが滞りやすくなります。

自分の思う通りにしたいとか、自分だけラクをしたいなどと考えていると、かえって災難がふりかかってくることになります。

また、心が歪んでくると、足もとを冷やしたくなるということもあります。これは、心が歪んで「冷え」が発生すると、自然治癒の本能が鈍くなり、健康のためによくない行動を平気でとってしまうからです。

ストレスを抱えやすい性格は?

かつて冷えは、女性特有の症状といわれていました。しかし、最近、男性や子どもにも広がっているようです。

男性に冷えが増えている要因は、ストレスなどで自律神経の働きが乱れるためだという指摘もあります。会社の業績不振によるストレスなどによって、心のバランスが崩れ、それが冷え体質につながるケースもあるようです。

ストレスを抱えやすい人は、似た性格を持っているといいます。仕事熱心で正直、凝り性、きちょうめん、義務・責任感が強い、といった性格です。まさに戦後日本の企業社会を支えてきた模範社員像が浮かび上がるのではないでしょうか。

この性格を裏から見ると、融通のきかない不器用タイプともいえます。環境の変化にもろいという傾向があります。こうしたタイプの人は、春の人事異動などの環境の変化に大きな影響を受けやすいので、要注意です。

私たちの体は、交感神経など自律神経系や免疫系、内分泌系が協調しながら、バランスがうまく保たれています。ここに過度のストレスが加わることによって、それぞれが影響を受け、やがて呼吸器系や循環器系、消化器系などにさまざまな形で症状が出現しやすくなります。

心のバランスが整えば、自律神経のグッドバランスが保たれ、冷え体質対策も万全になります。

深い呼吸で体を温めよう

メンタルからの冷えを改善するためには、呼吸法がたいへん有効だといわれます。呼吸と自律神経とは、密接な関係にあります。呼吸は息を「吸う」と「吐く」とでワンセットになっていますが、「吸う」は交感神経が、「吐く」は副交感神経が担当しているのです。この仕組みを利用して、体をリラックスさせることができます。

緊張して体が冷えている時は、意識して深く息を吸いこみ、ゆっくりと時間をかけて吐きだしましょう。副交感神経が作動してリラックスできるはずです。体も自然にぽかぽかとしてくるはずです。

逆に、緊張感がなく体が緩んで低体温になることもあります。そういうときは強く息を吸いこみ、浅く吐きだして交感神経優位にしましょう。体が活性化して体温も上がります。

口呼吸は浅い呼吸になるため交感神経優位になります。鼻呼吸はゆったりとした深い呼吸になるので副交感神経が優位になります。リラックスするためには口を閉じて、鼻で呼吸しましょう。

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