夏に咳?!の時の薬膳

ジメジメとした日々が続いていますが、最近、私の周りでコンコンと咳をする方が増えています。
夏なのに、咳?と思われがちですが、実は夏は咳の症状が出やすい時でもあるのです。
今日は夏と咳についてお話いたしましょう。
夏は、汗のイメージがあり、身体に水があるように思われがちですが、実をいうと乾燥しやすい季節でもあります。暑さで体の熱が奪われ、体の細胞の隅まで水が行き渡らなくなりがちです。喉の渇きや、違和感などは、必要な水分が行き渡らないための症状です。また、暑さによるほてりを冷ますため、体の水分を使っていますから、日頃よりも水分消費が多くなってしまうのです。汗によるものは、言うまでもありませんね。
そんなとき、体の水分を司る「肺」を潤すことで、乾燥からくる喉のイガイガや肌荒れなどを和らげることができます。

果物でいうと、梨、いちぢく、みかんなどがいいでしょう。梨はコンポートにしても美味しいですね。
乾物では、くるみや白きくらげ、松の実などがいいでしょう。
みなさん大好きな杏仁豆腐に使われる「杏仁」も肺を潤す素材なんですよ。
肺は五行で言うと「木」色は白ですから、イメージとして「白い食物」とおぼえておくといいかも!
ただ、生の果物や野菜は、摂り過ぎると冷やしてしまうことも。
むくみの原因になりますので、ご注意くださいね!