虚には肉魚を

3月になりましたが、まだまだ寒い日が続いています。
部屋の中でも冷えを感じて、春を待ち望む気持ちが日に日に増してきます。
冷えや気力がない、疲れやすいと感じる時、身体は「虚」の状態になっていることが多いです。
漢方では虚証には肉魚などを摂るといいと言われています。
人間は昔から肉や魚を食べて生きてきたので、生きるエネルギーを得る…精をつける、ともいいますね…には、肉魚を含め、バランスよく摂ることが大切だと、漢方では考えられています。
五行がお互いの関係性で成り立つ、という考え方そのものに、なにかに偏らない食生活を送ることが養生の考えだと言われています。
体力が落ちているかな?と思うときやすぐ風邪をひきやすい、お腹を壊しやすいときには、消化のよい鶏肉を。豚肉は腎を補い、老化防止効果もあると言われています。冷えには熱性のマトンやラムがお勧め。
春によいほたてがいは、腎を補い、潤いをもたらします。
似類補類(にるいほるい)と言って、貧血にはレバー(肝臓)を、、、というのはよく耳にするでしょう。漢方では、肝は血を司るからです。
勿論、野菜や穀物と一緒に摂ることが前提だというのはお忘れなく!
バランスを常に意識することが養生の基本なのです。