疲れやすい時の薬膳
街は春の活気にあふれていますが、朝晩は意外な冷え込みがあったり、油断のできない季節ですね。
ぐんぐん陽気が上がるに連れて私達の身体もどんどん陽気を受け入れる身体に変化しています。
気持ちの上でも、上に上に向かう方向を目指したくなるもので…そんな気持ちは本当は危ういもので、急な寒さや人間関係のトラブル等、陰に引っ張る要素が発生すると、上に下にと気持ちが動き、とても負担が多くなります。
なんとなく疲れやすい、体力がない、気が付くとため息をついているようなとき、身体には気虚のサインが灯っているかもしれません。
気虚の場合は、足りない気を補う薬膳で対応致しましょう。
生きるチカラを養う穀類、豆類を始め、山芋やじゃがいもなどのイモ類、肉類など。
魚介類では、牡蠣やイカなどもいいそうです。
野菜では人参、かぼちゃなど、乾物ではなつめなどがいいですね。
これらは料理しやすい素材であったり、ごはんを雑穀ごはんにしてみたりすることで上手に摂り入れることが出来る素材が多いです。里芋の煮っころがし、かぼちゃの煮つけなど、昔のおばあちゃんの知恵の料理もこれらの素材を使ったものが多いかもしれません。先人は、私達に知らず知らずのうちに元気になる要素のヒントを教えてくれているのかもしれませんね。
ぜひお試しください。