夏の食養生その1

真夏のような陽気の日々が始まりましたね!
梅雨が始まればまた別の気候になってきますので、私たちの身体も臨機応変に馴染んでいかなければなりません。変化に対応できる、芯の強い体が必要ですね!
季節は夏。今日は夏の食養生についてお話いたしましょう。
夏の養生は、まず汗や熱によって失われた陰液を補完し、乾きを癒すことが必要です。
みなさんは夏になると、少し酸味や甘みのあるものが美味しいと感じませんか?
これを俗に「酸甘化陰」といい、酸味のある食べ物は、乾きを癒し、身体の毛穴をぐっと引き締める収れん作用があります。レモンや梅ジュースなども美味しいと感じられる季節ですね。最近ではサワードリンクも市販されていますが、自作してもいいかもしれませんね。

また、夏は湿の季節ですので、身体の乾きに反して、余分な水分(いらない水分、老廃物)が身体にたまりやすくなります。冬瓜などのウリ類や豆類は湿にとてもよい作用をもたらしてくれます。また、水分たっぷりの淡味野菜や果物・・きゅうりやトウガンなども、湿によいと言われています。
身体にこもった熱には、少し苦味のある野菜がオススメです。
夏になると、あちこちで元気な姿を見せてくれるニガウリ(ゴーヤ)も美味しくて効能があります。
ぜひ、普段の食生活に採り入れてみてくださいね!