台湾ののど飴:八仙果

先日、1週間ほど台湾へ行ってきました。
台湾や中国に行くと、普段の食べ物の中に何気なく薬膳的な考えが含まれていたり、地元の人のすすめるものが漢方薬をベースにしたものだったり、薬膳好きにはたまらないなぁ!ということが多いです。
暫くの間、台湾と薬膳の話をしていきます。
今回、渡航前に喉を痛めてしまったので、まずこれをゲットしました。
「八仙果」

蜜柑の皮の中に、陳皮、半夏、茯苓、甘草、二陳湯、冰片など漢方薬に使われる素材を詰めたもので、丸のまま売っているものもあれば、このようにカットして容器に詰めたものもあります。
台湾出身の知人と台北の市場に行った時に、「台湾の家庭常備薬みたいなものだよ」と教えられ、ハマってしまいました。行く度に毎回、瓶で買ってきます。
効能は清津、化痰、潤喉。
とてもわかりやすいですね! 津液を清め、痰をとかし、喉を潤す。
食べるとスッとして、さわやかな感じです…と私は思うのですが、人によっては漢方臭くて苦手~という人も。中は半生で柔らかい感触です。
今回は、柚子の中に詰めたものも多く見かけました。
台湾では普通に日本で売られているようなのど飴が多く見かけられますが、時にはこんな伝統を採り入れてみるのもいいかもしれませんね。乾燥した喉には、ぴったりです。
ぜひお試し下さいね!