昔ながらの大根アメ

風邪が蔓延する季節になりました。
風邪といえば冬の代名詞のように感じられますが、五行では春の邪が風邪(ふうじゃ)です。
ということは、まさにこれからが本番!なのですね^^;
今日は昔ながらの民間薬、おばあちゃんの知恵のような「大根飴」をご紹介しましょう。
ダイコンは五性が涼、五味は甘/辛、帰経は脾、肺です。消食、化痰、下気、止血、利尿、解渇の働きがあります。脾胃に働いて、気の流れをよくするので、消化がよくなり、便秘や胃もたれにもふさわしく、また喉の渇きを潤すので、痰がからむ症状にもオススメです。溜まっていたネバネバのものを流してくれるイメージでしょうか。

大根飴は、できれば無農薬のダイコンを、皮を剥かずに使いたいものですが、かなわない場合はむりをせず皮を剥いて使いましょう。角切りにし、ひたひたに浸かるくらいのはちみつに浸します。2-3時間ほど浸して、ダイコンが浮き上がってきたら出来上がり。ダイコンを除き、シロップ状になったものを味わいます。
喉の痛みがスーッと消える感じです。
取り除いたダイコンが美味しいので、私はつい食べてしまいますが、性質が涼なのをお忘れなく。
食べ過ぎは、冷えにつながってしまいます!
味わいは、田舎のおばあちゃんが台所の奥から出してくれるような、懐かしい味。
風邪の予防にもいいですね。
ぜひお試し下さいね。