健康寿命をのばし、メンタル幸福度を高めてくれる腸の秘密
若々しい腸内環境を保つには?
こうした腸と年齢の関係をふまえると、腸内環境をいつまでも若々しい状態に保つことができれば、老化も遅くできることが分かります。
腸内環境を若々しく保つ秘訣の一つは、腸内のビフィズス菌などの善玉菌を多くしてあげることです。だから、食物繊維によって腸の基礎部分を整えて、そこに発酵食品などによって直接“善玉菌”を送り届けることが大事です。そうすれば、腸内環境を良好にしやすくなります。
身体活動と腸
もう一つ、大事なのは「体をよく動かす」ことです。特に足腰が鍛えられていると、何歳になっても自分の足で歩くことができます。これは、腸の健康にとっても重要な意味を持ちます。
高齢になると便を押し出す力が弱くなり、便通が悪くなる人が多いです。しかし、下半身の筋肉が鍛えられていれば便通はスムーズで、腸内環境も良好に保てるのです。
体をよく動かしている人。毎日坂道の上り下りを繰り返している、野菜作りで全身を使っているなど、毎日体を動かす生活をしている人は、足腰が鍛えられています。
セロトニンを増やそう
腸内環境が良くなって体が元気になれば、心も元気でいられます。腸は、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを生み出します。体内のセロトニンの80~90%は、腸内の神経細胞でつくられているとされます。腸が活発になれば、セロトニンの生成もスムーズになるということです。
健康寿命をのばし、メンタルの幸福度をのばしてくれる。まさに私たちの腸の持つパワーは、素晴らしいとしか言いようがありませんね。
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