黒い食べ物で冬を乗り切る!
漢方では、「陰陽五行」をもとに物事を考えます。さまざまな要素を木・火・土・金・水に当てはめて考えますが、色も同じ。そして、冬の色は黒になります。
以前、「冬は腎を養う」というお話をしましたが、黒い食物を摂ることによって、腎を健やかに保つことができます。
腎は、人間の「精」を司ります。「精」とは、人が生まれながらに持っている精気。腎が弱ってくると、いわゆる老化現象と同じ症状が出てきます。白髪、抜け毛、歯が弱くなる、目が見えにくい、耳が聞こえにくくなる、関節が痛む…これらは老化現象と同時に、腎が弱った状態でもあるのです。
では、腎を養うためには、どんな食べ物を摂るといいのでしょう?
それはズバリ、日常生活の中で「髪にいい」「アンチエイジングにいい」と言われているものです。
ワカメ、昆布などの海藻類、黒ゴマ、しいたけ…もう少し薬膳らしくするならば、黒木耳、くるみなども採り入れるといいでしょう。イメージとしては、カサカサの身体にミネラルを採り入れて、潤してあげましょう~!という感じです。料理にゴマ油を使ってみるのも、簡単な方法ですね^^
黒い食材でアンチエイジング。
すぐに始められる、漢方の智恵です。